瞑想と仏教の関係性について
概要
「瞑想」が大事ということは様々な場所で言われている。
効果ばかりが注目され 「瞑想」とはそもそも何か? ということに関してほとんどのメディアで言及されていない。 そこで瞑想の真の目的を歴史から追求する。
方法としては、 wikipediaで瞑想を調べ、わからない言葉をどんどん調べていく。
瞑想の歴史
紀元前3000年〜2000年くらいから存在。 それを 紀元前300年〜200年くらいにパタンジャリが体系化。 ヨーガ・スートラという本にまとめられる。その瞑想法はヨガと呼ばれる。
ブッダがヨガによって究極の智慧(=物事をありのままに把握し、真理を見極める認識力)を獲得。 ブッダがさらに瞑想を安全かつわかりやすく説明。それが仏教の中に組み込まれて伝わっている。
ということで、仏教について深堀していく。
仏教とは
上座部仏教(テーラワーダ仏教=テーラヴァーダ仏教=南伝仏教=小乗仏教)
スリランカ、タイ、ミャンマー、カンボジア、ラオス等の地域に伝わった南伝の仏教。 釈迦の教えを純粋な形で保存してきたとされる。
大乗仏教
中国、チベット、ベトナム、朝鮮、日本等の地域に伝わった北伝の仏教。 釈迦死去の約700年後(すなわち紀元後2世紀中頃)に龍樹(ナーガールジュナ)らによって理論付けされたとされる。
仏教における瞑想の種類
仏教において * サマタ瞑想(止行) = 集中力を育てる * ヴィパッサナー瞑想(観行) = 物事をあるがままに観察する の2つがあり、観は止よりずっと高度とされている。
サマタ瞑想→ヴィパッサナー瞑想
上座部仏教では、サマタ瞑想を通じて、第一禅入り、その後ヴィパッサナー瞑想で第四禅を目指す。 *1
メリット
集中力を養う修行を先にすることで成長速度が速い。
デメリット
サマタ瞑想によってもたらされる三昧の快楽に耽ってしまいがちであり、なかなか悟りが開けないことがある。
ヴィパッサナー瞑想のみ
ヴィパッサナー瞑想をすることで自然と第一禅の境地に達することができると考えられている。 大乗仏教はこちらの考え方。
メリット
サマタ瞑想のデメリットにはまらない。
デメリット
集中力がないままに取り組んでも効率が悪い。
瞑想の目的
精神集中が深まりきった状態になることを目指す。 この状態は禅定(仏教) = 三昧(ヒンドゥー教)と呼ばれる。 (ここでは仏教に焦点を当てているので、禅定で進める)
図示すると、 となる。
まとめ
瞑想は 解脱するためのtool。
*1:四禅については後述